「部屋を片付けたいけれど面倒くさい」
「散らかりすぎてどこから手を付けて良いかわからない」

片付いた部屋で生活したいと思っていても、実践できない方はいらっしゃいます。

そこで今回は部屋の片付けをするとき、どこから始めればよいかや、片付けを効率よく進めるコツを解説します。

片付けが苦手な方やものが多くて困っている方は、ぜひ参考にしてください。

部屋の片付けはどこから?最初に片付けたい場所や効率よく進めるコツを解説

部屋の片付けはここからやろう!

部屋の片付けは効果を実感しやすい場所からやると、モチベーションを維持しやすくておすすめです。

片付けや整理整頓に苦手意識のある方はまず、これから紹介する場所から取り組んでみましょう。

玄関スペース

玄関周りのスペースは範囲が限られ、片付けを始めやすい場所です。

履き物や傘、コート、帽子など種類ごとに整理・収納し、無造作に置かれているものがあれば場所を決めて片付けます。

玄関スペースが片付くと家を出入りするたびに片付けの効果を感じられ、来客からの印象も良くなります。

台や棚の上

テーブルや机、キッチンカウンター、家具の上などのスペースがすっきりすると、片付いた印象を得やすくなります。

台の上に出したままの道具を片付け、不要なもの・使わなくて放置しているものがあれば処分しましょう。

「まずはこの台の上だけ片付ける」と、小さなスペースから部屋の片付けを始められ、時間のないときもやりやすい方法です。

キッチンや洗面台などの水回り

キッチンや洗面台などの水回りは毎日使うスペースであり、清潔に保ちたい場所です。

使わないものを放置していないか見直して、整理整頓します。

水回りが片付いた状態にできれば掃除もしやすく、毎日気持ちよく使えるでしょう。

お気に入りの場所

部屋の中でとくに気に入っている場所や、自分が長く過ごす場所から片付けるのもおすすめです。

お気に入りの場所が快適な状態にできれば、片付けの効果を実感でき、やる気につながります。

部屋の片付けをするときのコツ

部屋の片付けにも、効率よく進めるコツが存在します。
片付けが苦手な方もコツを押えれば作業を進めやすくなり、片付け途中での挫折を防げるでしょう。

1.最初に不用品・ゴミを処分する

部屋の片付けをするときは、最初に不用品やゴミを処分しましょう。

要らないものが部屋の中にあると場所をとり、片付け作業を妨げます。
収納場所を移動する時に通路をふさぐ原因となり、ものを広げて仕分けするスペースが取れません。

作業の効率が悪化するので、部屋の片付けは不要なものやゴミを処分してから始めます。

2.床に落ちているもの・収納からあふれているものを仕分ける

片付いていない部屋はものが床に散乱していたり、収納スペースからあふれていたりします。
それらを集め、要・不要や、どこに片付けるかを仕分けます。

仕分けの際は、積み重ねられる段ボールや、持ち運びしやすい大きめの紙袋を使うのがおすすめです。

仕分けの結果、不要と判断したものは処分し、必要なものは片付ける場所ごとに分別して近くに置きます。

この段階では散らばっていたものを仕分けただけで、片付けたことにはなりません。
しかし、一時的に部屋の中を広く使えるようになり、このあとの片付け作業が進めやすくなります。

3.部屋の中をエリア分けして片付ける

一度に部屋全体の片付けをやり遂げようとすると、挫折する可能性があります。
「部屋が慢性的に散らかっている」「片付けは苦手だ」という人ほど、その確率は高いでしょう。

今日は机周り、明日はクローゼットと衣装ダンスなど、エリア分けして片付け作業に取り組めば1日あたりの片付けは短時間で済みます。

時間のない場合でも少しずつ部屋の片付けを進められ、効果を実感できます。

4.利用頻度に合った収納場所に片付ける

部屋を片付ける際、利用頻度に合った場所へ収納しましょう。

踏み台がないと手の届かないところやクローゼットの奥へ、頻繁に使うものを入れてしまうと、取り出しに手間取ります。
片付けも面倒になってしまい、部屋を片付けても再び散らかる原因です。

部屋が散らかりやすいと感じるなら、収納場所に問題があるかもしれません。

利用頻度に合った収納場所に片付ければ、片付けを終えたあとも散らかりにくい部屋を保てます。

5.収納家具や収納グッズを買いそろえるのは片付けが進んでから

収納家具や収納グッズの購入は、部屋の片付けがある程度進み、本当に必要になってからにしましょう。

片付け始める前から用意すると、必要な大きさや容量、数量などの条件に合わず、せっかく購入したものが上手く使えない可能性もあります。
余計なものを増やす結果となり、作業が進まないどころか、片付けへの意欲を削ぐ原因です。

部屋の片付けを進め、何を収納するためにどんなものが必要か明らかになってから、必要に応じて収納家具や収納グッズを購入します。

6.片付けてどうしたいのかを思い描く

片付けが目的になってしまうと、「片付けなければいけない」と、義務感に苛まれます。

部屋の片付けは義務ではなく、片付けによって得られるメリットを考えましょう。

片付けた先に良い結果があると思えれば、前向きな気持ちで取り組めます。

まとめ

部屋の片付けをどこからやるか迷ったら、まずは片付けの効果を実感しやすい場所から始めましょう。

また、一度に片付けを終わらせようとすると時間がかかり、挫折する可能性があるため、場所を決めて少しずつ取り組むのがおすすめです。

「片付けなければならない」と、片付けを目的にするとプレッシャーに感じ、前向きに取り組めません。

片付けた先にどんな良いことがあるかを思い描き、モチベーションを維持しながら部屋の片付けを実行しましょう。